【Synology DS223j レビュー】 高性能な初心者向けNAS

本ページにはプロモーションが含まれています

子供の写真と動画のせいでスマホストレージが壊滅したので、人生初のNAS(ネットワーク接続ハードディスク)を導入した。

その名も「Synology DS223j
初期投資が6万オーバーは正直ビビったけど、今ではスマホのストレージ問題とはおさらばできている。

ということで、今回はこのDS223jをレビューしていく。

目次

① 初心者にやさしい

Synology社は台湾のNAS専門メーカーで、主に企業向け商品を展開してる。

DS223jは同社の「Jシリーズ」に属する一般家庭向けNASなんだ。

「NAS初心者ガイド」という名のマニュアルが付属し、合計68ページと非常に手厚く書かれている。

もちろん全ページ日本語。

これは私の持ってるマニュアルをスキャンしたものなんだけど、文章でわからない人用に動画での解説も用意されている。その名に恥じない作り込み。

このマニュアルを読みながらであれば、どんな機械音痴だろうがセッティング可能だろう。

② DS223jのスペック

細かいスペックが気になる人はSynologyの公式サイトを参照してもらいたい。

ライトユーザーにとって重要なのは、ドライブベイ(HDDの数)。

ドライブベイが2以上であることが重要なんだ。

そこ以外は別に見なくてもいい。

NASにはRAIDといって、複数のHDDをひとつのドライブとして使用できる機能がある。

どういうことかというと、同じデータを複数のHDDに保存しておくことで、1台ディスクが故障してもデータを守ることができるということ。

初心者だからといって、HDDがひとつのみの安価なモデルを購入するのは危険なんだ。

データ保護のためにも、必ずドライブベイは2つ以上・RAID機能ありのモデルを選びたい。

とはいえ、このRAID機能のみを過信するのも禁物。

もしかしたら、すべてのHDDが同時に壊れるかもしれない。

だから他の外部ストレージにも定期的にバックアップをすることで、より安全にデータを保存できる。

とまあここまで書いたけど、バックアップについては考え出すとキリがない。

どこまでやるかの線引きは自分で決めるといい。

③ 購入価格は60,930円

【NAS本体】DS223j: 26,626円

【HDD】Seagate IronWolf 3.5インチ 4TB: 17,152円 × 2 = 34,304円

初心者向けモデルではあるものの、4TBのHDDを2つ買うと金額は60,930円

高い

というのも、家庭用NASには以下の2種類が存在する。

  • NAS本体にHDDが内蔵されている「内臓型NAS」
  • NAS本体(ケース)とHDDを別々に購入する「ケースNAS」

内蔵型のほうが買うものがひとつで済むし、値段も同容量なら基本的にケース+HDDより安い。

でも内蔵型は、基本的に自分でHDDの交換ができないし、将来的に容量が足りなくなったらNAS本体から買い直さないといけないんだ。

その点ケースNASでは、容量が足りなくなったらHDDだけ買い足せばケース自体は使いまわせる。

なので、少し値が張るが私はケースNASをおすすめしたい。

④ 他メーカーとの比較

1. バッファロー

有名な日本のメーカーなので、知っている人が多いと思う。

「リンクステーションシリーズ」が人気で、安いモデルだと1万円台からNASを導入できる。

先の項で紹介した内蔵型NASがメインになるので、HDD別で買うのがだるい人や、できるだけ安く済ませたい人にはおすすめ。

2. I・O DATA(アイ・オー・データ)

こちらも日本のメーカー。

バッファローと同じく内蔵型NASが多い。

どちらかというと家庭用よりビジネス向けな印象が強い。

エントリーモデルとしては「HDL-TAシリーズ」が人気のよう。

正直あんまり興味なかったので、よく知らない。ごめんなさい。

3. QNAP

台湾のメーカー。

「TS-233シリーズ」がSynologyの「Jシリーズ」と同レベルで、できることはほとんど同じだと思う。

本体価格は記事執筆時点のamazonで32,231円と約6,000円高い。

細かい性能の違いはあると思うが、ライトユーザーからしたら気にならないと思う。

比較した結果

私が検討したメーカーはこのくらい。

バッファローとアイオーデータは内蔵型NASがメインだったので選択肢から除外した。

で、QNAPとSynologyの同レベル商品を比べた時Synologyの方が安かったからそっちにしたって感じ。

初心者がどのNAS買うか悩んだ時は

①内蔵型NASかケースNASか
②ベイ数(HDD数)
③HDD容量

で決めるといいと思う。

細かい性能に関しては、最新モデルから選びさえすれば、ライトユーザーは気にしなくていい。

⑤ クラウドストレージより高コスパ

メジャーなクラウドストレージと料金面で比べてみる。

4TBのプランがなかったので、近い容量のプランを厳選して比較してみた。

スクロールできます
商品名ストレージ容量月額
OneDrive6TB1,750円
iCloud6TB3,900円
Googleドライブ2TB1,083.3円
DS223j4TB1,015.5円

NAS購入金額が60,930円だったので、一般的にHDDの寿命といわれている5年間で割ると表の金額になる。

もちろん早く故障する可能性もあるので絶対お得とはいえないものの、計算上ではクラウドストレージをコスト面で上回る。

もし故障したとしても買い足すのはHDDのみで良いため、長期的にみるとNASの方が経済的。

るそもそもデータ保存に関して短期的に考え人は少ないだろうから、多くの人にとってケースNASの方が結果的に安く済む選択肢になると思う。

おわりに

今回はSynology DS223jについてレビューしてみた。

ブログの趣旨とは少々ずれている気もするが、購入動機は子供の写真だったわけだから、別に良いよね!

同じような境遇にいる人にとって有益な記事になっていることを願う。

興味がある人は、リンクを貼っておくのでこちらから商品ページを確認してみてほしい。

【NASケース】amazon DS223j

【HDD】amazon IronWolf 3.5インチ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次